アンテナレベルが低い原因は?確認方法と改善する方法を解説

テレビの映像が乱れたり、突然映らなくなったりしたとき、テレビの設定画面を確認すると「アンテナレベルが低い」と表示されることがあります。アンテナレベルが低くなる原因は、アンテナ本体だけとは限りません。アンテナケーブルの接続不良や配線設備、ブースター、天候など、さまざまな原因が考えられます。この記事では、アンテナレベルが低くなる主な原因と、自分で確認できるポイント、改善方法について解説します。
アンテナレベルとは?
アンテナレベルとは、テレビが受信している放送信号の状態を確認するための指標です。
多くのテレビでは、設定画面などから地デジやBS・CSのアンテナレベルを確認できます。ただし、表示方法や数値の基準はメーカーや機種によって異なるため、「○以上なら必ず正常」と一律に判断することはできません。テレビの画面に表示される推奨値や取扱説明書、メーカーのサポート情報などを参考に判断しましょう。
また、一般に「アンテナレベル」と呼ばれている数値は、単純な電波の強さだけではなく、受信した信号の品質を示す指標として使われている場合があります。そのため、数値だけを見るのではなく、実際のテレビの映り方とあわせて確認することが大切です。
アンテナレベルが低いとどうなる?
アンテナレベルが低くなると、テレビ放送を安定して受信できなくなり、映像や音声に不具合が生じる場合があります。
代表的な症状として、次のようなものがあります。
・映像が乱れる
・モザイク状のブロックノイズが発生する
・映像や音声が途中で途切れる
・特定のチャンネルだけ映りにくくなる
・テレビがまったく映らなくなる
・E202などのエラーコードが表示される
E202は、テレビが放送信号を正常に受信できない場合などに表示されるエラーです。
アンテナレベルが低くなる主な原因
次にアンテナレベルが低くなる主な原因を紹介します。
アンテナの向きがずれている
地デジアンテナは、電波塔などから届く電波を受信できる方向に調整されています。
強風や台風などの影響でアンテナの向きが変わると、受信状態が悪くなり、アンテナレベルが低下することがあります。
アンテナや配線が劣化している
屋外に設置されているアンテナは、雨や風、紫外線などの影響を受け続けています。
アンテナ本体や接続部分、同軸ケーブルなどが劣化すると、これまで正常に映っていたテレビでも受信状態が悪くなることがあります。
特に「以前は問題なく映っていたのに、最近アンテナレベルが低くなった」という場合は、設備の劣化も原因のひとつとして考えられます。
アンテナケーブルの接続に問題がある
テレビと壁のアンテナ端子をつなぐケーブルが抜けていたり、接続が緩んでいたりすると、放送信号を正常に受信できません。ケーブルの折れや破損、端子部分の不具合なども確認が必要です。
分配によって信号が弱くなっている
1本のアンテナから複数台のテレビへ信号を分ける場合には、分配器が使われます。
アンテナで受信した信号は、ケーブルや分配器などを通る過程で減衰します。そのため、テレビの台数を増やしたあとなどに、受信状態が悪くなる場合があります。
ブースターに問題がある
ブースターは、アンテナで受信したテレビ信号を増幅する機器です。ブースター本体や電源部の故障、配線の問題などがあると、テレビへ十分な信号を届けられなくなることがあります。
天候などの影響を受けている
大雨や大雪などの悪天候によって、一時的に受信状態が悪化する場合もあります。悪天候のときだけ症状が発生し、天候の回復後に正常に戻るのであれば、一時的な影響の可能性があります。
アンテナレベルが低いときに自分で確認すること
アンテナレベルが低い場合は、まず室内で安全に確認できる範囲からチェックしましょう。最初に、テレビと壁のアンテナ端子をつないでいるケーブルが抜けたり緩んだりしていないか確認します。
次に、家にテレビが複数台ある場合は、ほかのテレビでも同じ症状が発生しているか確認してください。1台だけ映らない場合は、そのテレビやケーブル周辺に原因がある可能性があります。一方、複数台が同時に映らない場合は、アンテナやブースター、住宅内の配線設備などに問題がある可能性があります。
また、「すべてのチャンネルが映らないのか」「特定のチャンネルだけ映らないのか」も確認しておくと、原因を切り分ける手掛かりになります。テレビの設定画面からアンテナレベルを確認するときは、メーカーや機種によって操作方法や判断基準が異なるため、取扱説明書なども確認しましょう。
アンテナレベルを改善する方法

アンテナレベルを改善する方法は、原因によって異なります。
ケーブルの緩みが原因であれば、正しく接続し直すことで改善する場合があります。ケーブル自体が傷んでいる場合は、対応するアンテナケーブルへの交換も検討しましょう。
さらに、分配器やレコーダーなどを経由している場合は、可能であれば壁のアンテナ端子とテレビを直接接続して症状が変わるか確認すると、原因の切り分けに役立ちます。受信する信号が弱い場合にはブースターの設置や調整が有効なケースもありますが、ブースターを取り付ければ必ず改善するわけではありません。受信環境や設備の状態によっては効果がなく、出力が過大になることで信号品質が悪化する場合もあります。
アンテナの方向調整やブースターの設置・調整については、受信状態を確認したうえで適切に対応する必要があります。
自分で改善できない場合は専門業者へ相談
ケーブルの接続やテレビの設定を確認しても改善しない場合は、アンテナ本体や屋外配線、ブースターなどに問題が発生している可能性があります。
特に「アンテナレベルが急に低くなった」「家中のテレビが映らない」「悪天候が終わっても元に戻らない」といった場合は、受信設備を点検したほうがよいでしょう。
屋根や高所に設置されたアンテナを自分で調整するのは、転落などの危険があります。無理に作業せず、専門業者へ相談してください。
まとめ
アンテナレベルが低くなる原因には、アンテナの向きや劣化、ケーブルの接続不良、分配による信号の減衰、ブースターの不具合、悪天候などがあります。まずはアンテナケーブルの接続状態やほかのテレビの映り方、特定のチャンネルだけに症状が出ていないかなど、自分で安全に確認できる範囲からチェックしてみましょう。
原因が分からない場合や、アンテナ・屋外配線などの確認が必要な場合は、無理に作業せず専門業者へ相談することをおすすめします。
アンテナドクターでは、テレビの受信不良の原因調査をはじめ、アンテナや配線、ブースターなどの点検・修理に対応しています。「アンテナレベルが低くテレビが安定して映らない」「突然テレビが映らなくなった」といった場合も、お気軽にご相談ください。