光回線なのに通信速度が遅いのはナゼ?考えられる原因と解決策を紹介
「高速インターネット回線」と謳っている光回線を利用しているのに、速度が遅くて不満を感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。速度が遅いと、インターネットの閲覧や動画のストリーミングなどのオンライン体験に支障をきたし、ストレスになりかねません。
このような問題を解決するには、速度が遅くなる原因を正確に把握することが重要です。本記事では、光回線の速度が遅い原因とその対策方法を紹介します。
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光回線の通信速度が遅くなる原因と対策
ページがなかなか開かない、動画が頻繁に止まるなど回線速度が遅い環境では、快適にインターネットを楽しむことができません。実は、光回線を使っていてもさまざまな理由から回線速度が遅くなり得ます。ここでは、光回線の速度が遅くなる原因を3つのカテゴリーに分けて紹介します。
パソコンの問題
いくら高速の光回線を利用しても、パソコン自体に問題があれば快適な速度でインターネットを使うことは出来ません。速度の改善を図る際は、回線状況や周辺機器を確認するのと同時にパソコン本体に問題が無いのかをしっかりとチェックしましょう。
パソコンが古い
古いパソコンは、処理能力やメモリの面で制約があるため、要求される処理をこなすのに時間がかかり、光回線の速度を十分に活かすことができません。このような問題を回避するには、古いパソコンのアップグレードや新しいパソコンへの買い替えが必要です。
パソコンにかかる負荷が重い
光回線の速度が遅くなる原因の一つとして、パソコンにかかる負荷が重いことが挙げられます。バックグラウンドで不要なソフトウェアがたくさん起動していたり、サイトやアプリが大量に開いていたりする場合、パソコンの処理能力は限られているため、速度に影響を及ぼします。
これらの問題を解消するには、パソコンの負荷を軽減する対策が重要です。例えば、使用していないソフトやアプリを閉じる、使用するタブを絞る、ディスク内の空き容量を増やすなどの対策方法があります。
接続環境の問題
光回線の速度が遅くなる原因の一つとして、ルーターやLANケーブルなどの接続環境の問題が挙げられます。正確なデータ転送と高速な通信を実現するためには、適切な接続環境が不可欠です。
ルーターやモデムのエラー
パソコンやスマホ、タブレットなど複数の端末をインターネットに接続させる「ルーター」や、回線信号を変換する「モデム」にエラーが起きている場合、回線速度が遅くなります。エラーを解消するには、電源を切り、アダプターをコンセントから抜いて数分放置してから、再度コンセントに差し込み、電源を入れて再起動させるのが一般的です。
ルーターやLANケーブルの劣化
光回線の速度は、ルーターやLANケーブルなどの周辺機器からも影響を受けます。ルーター自体が老朽化している場合、性能が低下しネット回線の速度が遅くなるので、プロバイダーからレンタルしている方は、新しい型と交換できるか問い合わせてみると良いでしょう。
また、LANケーブルの異常として見られるのは、劣化、接続不良、規格が合わないケーブルの使用などが考えられます。このような場合は、新しいCAT6以上の規格のケーブルに取り換えることで速度が改善されます。
プロバイダーの問題
パソコン本体や周辺機器に問題が見つからない場合、プロバイダー側の問題が挙げられます。例えば、通信障害が発生するとインターネットが遅くなるだけでなく、全く繋がらない状況にもなり得ます。ネット使用が多い時間帯や人口密集地域では、多くのユーザーが同時にネットワークを利用するため、アクセスが集中して回線の混雑が起き、通信速度が低下します。
プロバイダーの問題でインターネットに繋がりにくくなる場合は、通信障害が解決されるまで待つ、ネット使用が多い時間帯を避けて利用するなど自分でできる解決策が限られているので注意が必要です。
まとめ
せっかく光回線を契約しているのなら、本来の速さでインターネットを楽しみたいですよね。今回紹介したように光回線の速度が遅くなる原因は、さまざまです。そのため、原因に合わせた対処法を行わなければ問題は解決されません。回線速度が遅くなった時は、闇雲に行動するのではなく、今回紹介した解決策を一つずつ試しながら、しっかりと原因を突き止めて問題を解決しましょう。
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