テレビアンテナの台風対策!アンテナが倒れた際の対処法も解説
屋根の上に設置されたテレビアンテナは、台風や強風、大雨などの悪天候によって倒れる恐れがあります。アンテナが倒れると電波の受信状況が悪くなりテレビが映らなくなることも。また、落下の危険もあるため、台風前には倒れないようにしっかりと対策をすることが大切です。本記事ではアンテナの台風対策や倒れてしまった場合の対処法をご紹介します。
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台風によるテレビアンテナへの影響とは?
台風によるアンテナへの影響は主に以下の3つが考えられます。
- アンテナの倒壊・落下
- アンテナの向きが変わり電波が受信できなくなる
- 悪天候で電波の受信状況が悪くなる
アンテナの落下
台風の影響で最も注意が必要なのが、アンテナの倒壊・落下です。倒れたアンテナが落下した場合、人に当たって怪我をしたり車や隣家に傷が付いてしまったりする恐れがあります。
基本的に自然災害による被害に対して損害賠償が発生することはありませんが、ぐらついていたアンテナに対策を取らずそのまま放置していたなど、設置している人に不注意があったと認められた場合は、損害賠償を請求されるケースもあるので、台風前にしっかりと対策をとることが大切なのです。
アンテナの向きが変わり電波が受信できなくなる
アンテナが倒れるまではいかなくても、強風の影響でアンテナの向きが変わることがあります。特にBS/CSアンテナの向きは非常にシビアで、角度が1~2度とごく僅かにズレただけでもテレビが映らなくなってしまうことがあるのです。そのため、台風後にテレビ映りが悪くなり、アンテナをチェックしてみたけれど特に破損がないという場合は、アンテナがズレている可能性が高いと言えます。
悪天候で電波の受信状況が悪くなる
大雨や強風の影響で電波が届かず、テレビの映りが悪くなることがあります。また、中継局が停電で停止してしまった場合も電波が送られないため、テレビが突然映らなくなります。この場合は天候が回復するのを待って様子をみましょう。
テレビアンテナの台風対策
台風の影響を軽減するための対策方法3つをご紹介します。
台風前にメンテナンスしておく
本来、アンテナは台風などの悪天候にも耐えられるように屋根に設置された台座にワイヤーでしっかりと固定されています。しかし、屋根や台座、ワイヤーが経年劣化によって強度が下がっていると、台風の際に倒壊してしまうことがあるのです。アンテナの設置から5~10年が経過している場合は台風前に業者に依頼して点検とメンテナンスを行っておくと安心です。
雨風の影響を受けにくい場所に設置できるアンテナに変える
テレビアンテナと言えば、屋根の上に設置されている魚の骨のような形をした「八木式アンテナ」を想像する人が多いでしょう。八木式アンテナは電波を受信しやすいメリットがありますが、屋根の上に設置するため強風や雨の影響を受けやすいデメリットがあります。
最近では壁面や屋根裏など天候の影響を受けにくい場所に設置できるボックス型のデザインアンテナが普及しているので、台風の影響が心配であればデザインアンテナに変えてみてはいかがでしょうか。
有線接続のテレビに変更する
日本は台風が発生しやすく、台風の度にアンテナの心配をするのが大変という人も多いでしょう。その場合、ケーブルテレビや光テレビなど、アンテナが必要ないテレビに変更するのもひとつの方法です。ただし、有線接続のテレビは毎月の使用料がかかる、提供されているエリアが限られているといった点もあるので、導入前にそれらのデメリットについても確認しておきましょう。
台風でアンテナが倒れた場合の対処法
対策をしていても、台風でアンテナが倒れてしまう場合もあります。その際の対処方法をご紹介します。
倒れたアンテナを撤去する
アンテナが倒れてしまった場合は、落下する前に速やかに撤去しましょう。ただし、素人が屋根に上って作業をするのは非常に危険です。高所から落下すると命に係わる大怪我を負う恐れもあるので、アンテナが倒れているのを発見した際は、自分で対処しようとせず業者に依頼しましょう。
台風前はテレビアンテナ対策をしっかりしよう
台風が来るとアンテナが不具合を起こしたり倒壊したりする恐れがあります。アンテナが倒れてしまってからでは復旧までに時間も費用もかかるため、台風前にしっかりと対策をとるようにしましょう。