地デジの室内アンテナとは?メリットやデメリットを正直にご紹介!
テレビアンテナには、屋根や壁など屋外に取り付けるタイプのものと、室内に設置できるタイプの2種類があります。室内用のアンテナを使用すれば家の外観を損なわず、さらに綺麗な状態を保てるため、設置を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、地デジの室内アンテナを使用するメリットとデメリットを解説します。アンテナ選びのポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
地デジアンテナは室内でも使える
地デジアンテナは、屋外だけではなく室内にも設置することができます。室内タイプのものは大きく分けてペーパー型と卓上型の2種類です。ペーパー型は、非常に薄い形状をしており、窓や壁に両面テープで貼り付けて使用します。一方、卓上型は、コンパクトサイズの置き型で、好きな場所に手軽に設置できることが特徴です。部屋の雰囲気や好みのデザイン、予定している設置場所などを考慮してアンテナタイプを選んでください。
地デジの室内アンテナを使用するメリット
ここでは、室内アンテナならではのメリットを解説します。
価格が手頃
地デジ用の室内アンテナは比較的値段が安く、3千円〜5千円程度と、屋外用の半分以下の価格で購入できます。引っ越したりテレビを視聴する環境を整えたりするためには、かなりの費用がかかるため、できるだけ節約したいという方も安心です。
設置が簡単
屋外式のアンテナを設置する場合は、屋根に登って工事を行わなければなりません。基本的には業者に依頼することになりますが、DIYで行うのであれば、たくさんの工具を揃えなければならないうえに、失敗や怪我のリスクもついて回るでしょう。
その点室内用のものであれば、壁に貼ったりテーブルの上に置いたりして、テレビとテーブルを接続するだけなので、設置が非常に簡単です。配線も不要なので、専門技術や知識がなくてもスムーズに作業を進められるでしょう。
メンテナンスが手軽
屋外アンテナを使用している場合、劣化具合や向いている方向をチェックしたりするためには一度屋根に登らなければなりません。しかし、室内用のアンテナであればすぐに手が届くため、メンテナンスやチェックが手軽です。
地デジの室内アンテナのデメリット
ここからは、地デジの室内アンテナを使用することによるデメリットを見ていきましょう。
受信電波が弱い
室内アンテナを使用する最大のデメリットは、受信電波が弱いということです。室内に設置すると、壁が障害物となってしまうため、電波の送受信に支障が出てしまうでしょう。設置完了してから「映像が映らない…」ということがないように、事前に専門業者に相談しておきましょう。
ノイズが入りがち
家の周囲に強い電波を発している建物がある場合には、その電波を拾ってしまい、画面や映像が乱れてしまうことがあります。電子レンジや掃除機などの電化製品が、ノイズを引き起こす原因になることもあるため、映像をきれいに楽しみたい方や神経質な方は避けた方が良いでしょう。
地デジの室内アンテナを選ぶ際のポイント
ここからは、地デジの室内アンテナを選ぶ際のポイントをご紹介します。買い物に失敗したくないという方は、ぜひチェックしてみてください。
電界強度を確認しておく
電界強度とは、そのエリアにおける電波の強さを表す数値です。住んでいるエリアの電界強度が高いレベルを保っている場合には、室内用のものでも問題なくテレビの視聴ができるでしょう。しかし、電界強度が弱い地域にお住まいの場合には、八木式アンテナなどを屋外に設置した方が良いかもしれません。
動作利得(ゲイン)を確認しておく
動作利得とは、アンテナの電波強度を示す数値で、dBの単位で表されます。強電界地域にお住まいの場合は、どの製品でもほとんど問題ありませんが、弱電界地域に設置する場合には、動作利得の数値が高いものを選びましょう。
ブースター内蔵の有無
ブースターとは、受信した電波をパワーアップしてくれる機械です。室内アンテナの一部には、ブースターが内蔵されている商品も販売されています。室内にアンテナを設置すると、壁が電波の送受信を邪魔してしまい、映像が乱れてしまう場合があります。電波受信が弱い地域にお住まいの方が室内アンテナを検討する際には、ブースター付きのものが良いでしょう。
まとめ
この記事では、地デジの室内アンテナを使用するメリットとデメリットを解説しました。電波の良い地域にお住まいであれば、室内アンテナを導入することにはメリットばかりです。しかし、弱電界強度のエリアであっても、ブースター内蔵式のアンテナを設置することで解決できるケースもあります。気になる方は、ぜひ専門業者へ相談してみてくださいね。
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