光回線の工事は自分でできない?!開通工事の流れを2ステップで解説
光回線の開通工事は、高速で安定したインターネット接続を実現するために欠かせない重要な手続きです。回線速度に煩わされることなく快適にインターネットを楽しめるので、多くの人が利用しているサービスなのです。そのため、開通工事を依頼しても数週間から数か月間待たされるケースが多々あります。
特にすぐに使い始めたい場合、「業者の工事を待たずに自分で工事を行えないか」などと考えてしまいますよね。本記事では、光回線の工事を自分で行えるのかをまず解説したうえで、光回線の工事の流れや工事を行う際に注意するべき点を紹介します。
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自分で光回線の工事ができない理由
光回線の工事は、自分では行えず、専門の電気工業業者に依頼しなければなりません。なぜならば、電信柱から自宅への光ファイバーケーブルの引き込みや設置、接続作業には繊細で正確な手順が求められるからです。
配線の誤りが生じた場合、回線の品質や安定性に影響を与える可能性もあります。また、光ファイバーケーブルの切断や接続には特殊な工具が必要であり、一般の家庭で揃えるのは大変です。安全かつ正確な工事を行うためにも、専門の技術者や施工業者に依頼するようにしましょう。
光回線の工事の流れ
光回線の工事は、大きく「屋外工事」と「屋内工事」の2つのステップに分けられます。工事自体は、あまり大掛かりなものではないので、大体2時間程度で終了します。ここでは、光回線の工事の流れをより詳しく見てみましょう。
屋外工事
光回線は、光ファイバーと呼ばれるケーブルを利用して信号を送受信するため、この光ファイバーケーブルを電信柱から建物内に引き込む作業が必要となります。壁に穴をあけてケーブルを入れるケースもありますが、ほとんどは電話用の配管やエアコンのエアダクトなど、元からある配管を利用して穴を開けずにケーブルを引き込みます。
宅内工事
屋内の工事で重要になるのが、光回線終端装置(ONU)やホームゲートウェイ(HGW)の設置です。光ファイバーケーブルを通して受信するのは光信号なので、それを電気信号に変換しなければならず、その役割を果たすのがONUやHGWです。宅内に設置したONUやHGWに、屋外から引っ張ってきた光ファイバーケーブルを接続したら開通工事は終了となります。
光回線に必要となる機器を置く場所周辺には、工事をして光コンセントを設置しなければなりません。そのため、一度場所を決めたらその位置から動かせなくなるので、機器を置く場所は慎重に決めるようにしましょう。
光回線の工事を行う際の注意点
光回線の工事を行う際には、いくつかの注意点があります。まず、光回線の開通を行ったことがない場合などは、工事の作業が屋外だけでなく屋内でも行われるため、住人の立ち合いが必要となります。工事にかかる時間はあまり長くありませんが、当日は余裕を持たせたスケジュールを空けてておくようにしましょう。
また、マンションやアパートなどの集合住宅で光回線の工事を行おうと予定している方は、大家さんや管理会社に報告をして許可をもらわなければなりません。最近では、共用部分まで光ファイバーケーブルが引かれているような所もあるので、一度確認を取っておけば無駄に工事を依頼することも無くなります。
大家さんや管理会社から事前に許可を得ることで、後に大きなトラブルに巻き込まれるといった事態を回避できます。
まとめ
高速で安定した光回線を利用するには、開通工事が必要不可欠です。工事には専門的な知識が必要になるので業者に依頼するのですが、依頼してから着工するまで、数週間から長い時は数か月間待たなければならないという事を覚えておきましょう。
また、工事をする際には、立ち合いが必要になったり大家さんに許可をもらったりと、注意するべき点も多々あるので、スケジュールや事前準備に関しては、業者の方とよく話し合いながら進めると良いでしょう。