アンテナのブースターって必要?
テレビアンテナを設置するときに、ブースターと呼ばれる機材も一緒に設置するかどうか、悩まれる方は多いと思います。
ブースターと呼ばれる器材は、アンテナだけでなく、車のエンジンがかからなくなった時に他の車からパワーを分け与えてもらうために使うケーブルのブースターなど、他の業界でも同じ名前の機材があります。
共通するのは、「正常な能力を発揮できない時のお助け役」ということです。
テレビアンテナにおけるブースターとは画像①のような箱型をしています。
画像①
出典:DXアンテナ
左側の機材がアンテナと一緒に取り付ける、いわば屋外用で、これがブースター本体です。
右側の機材は電源部と呼ばれるもので、宅内の適切な箇所に取り付けます。
電源部はブースター本体を取り付ける場合は必ずセットで取り付けなければ機能しません。
元々、電波の弱い地域では、このブースターはかかせない存在です。
しかし、電波のいい地域では取り付けをされないお客様もいらっしゃいます。
電波がいい=ブースター不要。
確かにそうです。
ですが、電波のいい地域でブースターを取り付けなかったお客様から、雨などの悪天候時に「テレビの映りが悪くなったからもう一度来てもらえないか?」とお問い合わせをいただくことが多くあります。
基本的に、アンテナの工事は晴れの日にさせていただいておりますが、晴れの日はアンテナ君も電波君もルンルン気分でキレイにテレビを映してくれます。
「だったら雨の日に電波を測りに来てくれ」
お客様心理的にはこうなるかもしれませんが、屋根材というのは雨で濡れるとかなり滑りますので、あいにく雨の日の施工はできません。
ちなみに大きな台風や、記録的大雨など、避難しないといけないような災害が迫っている時は何で情報を得ようとするでしょうか?
大半の方はテレビで情報を得るはずです。
そんな一大事に、情報源であるテレビがいつも通りキレイに映らなかったとすると大変です。
ブースターがあれば強い雨でも、キレイな映像を保ってくれます。
日本は自然災害の多い国です。
自然災害は電波の良し悪しは関係ありません。
できることなれば、電波がいい地域にお住まいの方でも、ブースターの設置を同時にさせていただくことをオススメします。
ブースターを付ける付けないでは値段差がありますが、今一度ご検討いただければと思います。
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