10～20代の約60%がテレビを毎日見ている！？最新のテレビ視聴の実態を解説
現在、動画配信サービスやスマートフォンの普及で若者のテレビ離れを良く耳にします。テレビはドラマやバラエティなどだけではなく、世の中で起こったニュースの放映や地震、津波などの緊急速報もすぐに放映してくれます。今回は、若者のテレビ視聴の実態を調査しました。ニュースなど世間一般に聞いている流れとは違った結果がわかりました。
意外！？約60%の若者がテレビを毎日視聴している
YoutubeやNetFlix・Amazon Primeなどの動画配信サービスの普及で若者のテレビ離れがニュースになっていますが、週3,4回以上テレビを視聴する割合が約70%という結果でした。
一方で、テレビを見ない理由を「全く見ない」と回答した方に聞いてみました。
そもそもテレビや見たい番組が無い、興味が無いという意見に分かれました。この結果からテレビに関心がないことがわかります。
次に、テレビを年に1回以上見ている回答者にテレビとネット配信動画のどちらを見ているか調査したところ、興味深い結果になりました。
予想に反してテレビを視聴する回答者が多く、スマホやタブレットの視聴と併用して見ていることがわかります。テレビではドラマを見ながら、スマートフォンではゲームをするなど同時に使用していることが多いかもしれません。ただし、テレビを見ながらスマートフォンなどのデバイスを使用することは人間の脳に負の影響を与えているとも言われています。「人間の脳はマルチタスクに向いていない」、「マルチタスクは作業効率が悪くなるだけでなく、学習能力にダメージを与える」という研究結果も報じられています。
テレビを見る理由の第1位は「好きな番組がある」
次に、テレビの魅力を聞いたところ、好きな番組やタレントの出演、自分が欲しい情報を知ることができるなど目的を持ってテレビを見ている人が多い傾向です。一方で、テレビを見ることが習慣化している方も半数以上いました。
新生活でのテレビの必要性
10～20代は、進学や結婚などの人生の節目で引越しする機会も増えるので、新しい環境に移った際のテレビの必要性についても聞いてみました。約80%の方がテレビは欲しいと回答しており、Z世代にもテレビの需要は十分にあるといえます。
災害時の情報収集にも！テレビが欲しい理由
テレビが欲しい理由では、「習慣になっている」と「見たい番組がある」が多くの票を集めました。
「災害時などの情報収集ができる」の回答が約30%を占めていて、緊急時の情報収集として活用されています。タイムリー性や映像で見られる便利さがテレビのメリットとして票を集めたのかもしれません。
最近、NHKや日テレなどテレビ局も動画配信サービスを提供しています。ニュースやスポーツ番組などもリアルタイムに放映され、TVerなどでは地上波のドラマやバラエティ番組の見逃し配信も行っているため、放映時間に外出中でも好きな時間に視聴できる点も魅力です。
また「ながら視聴」はSNSとも関係しています。
テレビ番組がSNS利用して、ドラマ関連の公式Instagramや料理番組ではレシピを公開しています。テレビ番組側がテレビとSNSの相乗効果を期待して発信が増加していることもSNSとテレビのながら視聴が増えている原因かもしれません。
反対に、テレビが欲しくない理由についても調査しました。
テレビを欲しいと思っていない方の約半数が必要性を感じていませんでした。
テレビ視聴の場合は、テレビ本体やアンテナ代などの購入費用や設置工事に日数がかかってしまいます。動画視聴サービスの場合は、持っているスマートフォンやタブレットから視聴できるため、コストや日数がかからない点も理由の一つかもしれません。
まとめ
今回の調査により、現在の若者はインターネットの普及で動画配信サービスが気軽に見られるようになりましたが、情報収集の手段としてテレビを必要としています。
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