空き家の電気は解約してよい?節電対策も解説
「空き家だから電気は不要」と考えている人もいるでしょう。しかし、空き家であっても電力は必要な場合があります。この記事では、空き家の電気を止めるリスクや、電気代を節約する方法を解説しています。これを読めば空き家の電気について迷うことがなくなりますのでぜひ参考にしてみてください。
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空き家の電気を止めたほうが良いのは解体するときだけ
結論、空き家を解体するときのみ電気は解約しましょう。理由は3つです。
- 無駄な出費になるため、
- 漏電による火災の可能性があるため
- 引っ越しから解体までの基本料金がかかるため
温水便座やエアコンなど、空き家に家電が残っている場合、コンセントが繋がっているだけでも微細な電力を消費しています。最悪の場合は漏電して火災が起こる可能性もあります。解体が決まっているのであれば、早めに解約することで、基本料金を節約でき、危険を回避することもできます。ただし、リフォームして自身で住んだり、貸し出したりと活用する予定がある場合は、解約しないでおきましょう。
空き家の電気を止めると起こるリスク
空き家の電気を止めると掃除機などの家電や照明が使えず、十分な手入れができなくなるため、家屋の劣化が進みます。手入れのための作業が行えなくなるだけでなく、照明が使えないと内覧もできなくなってしまいます。
使っていないのに電気代が高くなる理由
空き家において、通常は電気を使用していないため、基本料金とほぼ同額の電気代になります。もし請求書を確認した結果、基本料金を大幅に上回る料金が請求されている場合は、漏電が疑われます。漏電は火災の原因となるため、目視で何も起きていないと楽観視することは大変危険です。速やかに電気工事業者に点検や修理を依頼しましょう。
空き家の電気代が高いと思ったら 節約する方法4選
電気代を抑える方法は4つあります。
- コンセントを抜く
- 契約アンペア数を低くする
- ブレーカーを落とす
- 電力会社を変える
それぞれ解説しますので空き家なのに電気代が高いと感じたら試してみましょう。
コンセントを抜く
空き家でも家電がおいてありコンセントが刺さっていると微量な電力を消費しているため、コンセントを抜くだけでも電気代を節約できます。冷蔵庫、温水便座、ヒーターなどが考えられます。稼働しなくてよい家電のコンセントはすべて抜いてしまいましょう。
契約アンペア数を低くする
一般的なファミリー層であれば40~50Aで契約していますが、空き家には必要ないため契約アンペア数を最低限の契約に変更しましょう。月1の手入れ、内覧だけであれば10~15Aで十分でしょう。契約アンペアの調べ方は請求書をみるか分電盤の中に書いてあるので確認してみてください。
ブレーカーを落とす
ブレーカーを落として退去するだけで、わずかな電気も流れなくなり、漏電も防ぐことができます。ブレーカーは全部切るのが望ましいですが使う家電のブレーカーは残して一部を落とすだけでも節電できます。ホームセキュリティを稼働させている家は該当するブレーカーだけ残して他はすべて落としてしまいましょう。
電力会社を変える
契約している電力会社を変えると電気代が安くなる可能性があります。電力の自由化により、電力会社によって基本料金や料金プランが異なるためです。中には基本料金0円のプランがある電力会社もあるので検討してみましょう。 インターネットで相見積もりを取ったり、お使いの電力会社に相談して安いプランを提案してもらうなど、契約そのものを見直すと節約につながります。
空き家にも電気は必要!賢く対策して電気代を抑えよう
空き家の場合、電気を解約するのは解体する際に限られます。なぜなら、空き家のお手入れや内覧のためにはわずかながら電気が必要になるためです。節電対策をすれば電気代を抑えられるので、空き家の管理を効果的に行うことができます。賢く節約しながら空き家を適切に管理しましょう。
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