【公式】テレビアンテナのお医者さん|アンテナドクター by 株式会社PMS

お気軽にお問い合わせください。 0120-849-167 【電話受付】9:00〜20:00

ニュース


台風対策で失敗しない!アンテナの点検・補強・保険活用まで完全解説

台風対策で失敗しない!アンテナの点検・補強・保険活用まで完全解説

毎年、台風や突風による住宅被害が各地で報告されており、中でも屋外に設置されているテレビアンテナは影響を受けやすい設備のひとつです。「気づいたらアンテナが傾いていた」「台風のあとテレビが映らなくなった」というトラブルは、珍しいことではありません。
今回は、テレビアンテナに関する家庭でできる点検方法から、専門業者との連携、保険の活用方法まで幅広く解説します。

 

なぜ台風前にアンテナ対策が必要か

台風時の強風は、屋根上のアンテナを大きく揺らし、支柱のゆるみやステー(支持線)の破断を引き起こす恐れがあります。倒壊したアンテナが屋根材や雨どいを破損したり、隣家の敷地へ落下して、二次被害を生むケースもあります。こうした被害は、テレビの視聴不良だけでなく、修理費用の増加や近隣とのトラブルに発展することもあります。

アンテナの点検や軽微な補強にかかる費用は、数千円〜2万円程度が相場です。一方、倒壊後の修理や撤去には数万円以上かかることが多く、緊急対応が必要な場合はさらに費用が増加します。

 

アンテナの事前点検・チェックポイント

台風被害を未然に防ぐためには、アンテナ本体や周辺設備の状態を事前に確認しておくことが大切です。ここでは、専門知識がなくてもご家庭で実施できる点検ポイントを紹介します。

 

アンテナ本体と固定金具の状態確認

最初に確認したいのは、アンテナ本体とそれを支える金具やマストの状態です。特に屋根上に設置されている八木式アンテナは、風の影響を大きく受けます。支柱が傾いていたり、ネジやステーが緩んでいないかを目視でチェックしましょう。10年以上経過したアンテナは、腐食や経年劣化が進んでいる可能性があるため、交換も視野に入れるべきです。

 

ブースターや配線まわりの防水処理

アンテナ周辺の配線やブースターも確認が必要です。雨水の侵入があると、ショートや映像トラブルにつながります。防水キャップの劣化やテープのはがれが見られる場合は、防水性の高い自己融着テープで補修を行いましょう。屋外設置のブースターには防水ケースの装着が推奨されます。

 

設置場所の風圧リスクを見直す

アンテナの設置場所によって、風をどれだけ受けるかは異なります。屋根の上にある場合、風の影響を直接受けやすいため、壁面への変更を検討するのもひとつの手段です。風の通り道となる谷間や海沿いの地域では、設置場所の見直しでリスクを軽減できる可能性があります。

 

台風対策としての機器・設置方法の見直し

強風への備えを万全にするには、アンテナの設置方法や使用している機器の見直しも重要なステップです。次に、風に強いデザインアンテナへの切り替えや、耐久部材の選び方、配線の最適化について解説します。

 

デザインアンテナへの切り替え

八木式アンテナに比べて、壁面に設置できるデザインアンテナは風の影響を受けにくく、台風対策として有効です。近年は受信感度も向上しており、受信環境が良好な地域であれば十分な性能が期待できます。見た目がすっきりしており、景観を損なわない点も選ばれる理由のひとつです。

 

高耐久部材の導入で長期的な対策

耐風性を高めるには、部材の耐久性にも注目しましょう。ステンレス製のマストや、耐候性に優れたビスを使用することで、長期間の使用に耐えられます。また、耐紫外線仕様の同軸ケーブルや、防錆コーティングが施された部品の使用も効果的です。

 

複数アンテナの統合と配線の簡略化

地デジ用とBS/CS用のアンテナを別々に設置している場合は、1つのマストに統合することで風の影響を受けにくくなります。ブースターや分配器も一体型のものは、配線トラブルを軽減でき、点検やメンテナンスの手間も減らせます。

 

アンテナ被害発生時の対応と保険活用のポイント

万が一アンテナが倒壊・破損した場合は、慌てずに適切な対応をとることが二次被害の防止につながります。ここでは、被害発生後の初期対応の流れ、業者への連絡のポイント、保険申請時に必要な情報について紹介します。

 

倒壊や傾き発生時の初期対応

アンテナが倒れたり傾いた際は、安易に触れず、電源ブレーカーを落として二次被害を防ぎましょう。配線が切れている場合、感電や火災のリスクもあるため、自力での撤去や修理は避け、専門業者に連絡してください。

 

業者依頼の注意点

台風の発生が予想される前後は、アンテナ工事業者への依頼が集中する傾向があります。事前に信頼できる業者を見つけておくと安心です。作業後は施工内容の写真を残しておくと、保険申請や再点検時に役立ちます。

 

火災保険の補償範囲

アンテナの倒壊が風災として保険の補償対象になることもあります。ただし、保険内容によっては対象外となる場合もあるため、事前に補償範囲を確認しておきましょう。被害状況を記録した写真や、修理業者の見積書は保険申請を円滑に進めるためにも、記録の保管が大切です。

 

以下は、台風・強風シーズン前に実施しておきたいアンテナ周りの確認ポイントです。
目視点検が中心ですが、不安があれば無理をせず専門業者に相談しましょう。

 

  • アンテナ本体やマストに傾きやグラつきがないか確認する
    →支柱や取り付け金具に緩み・腐食がないかをチェック
  • 支線(ステー)やネジのゆるみ・サビを点検する
    →経年劣化により破断しやすくなるため、10年以上経過した部材は特に注意。
  • 配線やブースターの防水処理を確認する
    →自己融着テープのはがれや、ブースターの露出・劣化がないかを見る。
  • アンテナの設置場所が強風を受けやすい位置か再確認する
    →屋根上にある場合、風の抜け道や立地条件も見直しの参考に。
  • 火災保険でアンテナ被害が補償対象となるか事前に確認する
    →風災補償の有無、必要書類(写真・見積書など)も併せて把握。

 

まとめ

テレビアンテナは、普段はあまり意識されることのない設備ですが、強風や台風といった自然災害には非常に影響を受けやすい箇所です。
しかし、定期的な点検と必要に応じた補強、そして設置方法の見直しを行うことで、こうしたリスクを大きく減らせます。


特に台風シーズンを迎える前には、家庭でできるチェックを行い、専門業者との連携も含めた早めの対策をおすすめします。


安心してテレビを楽しむためにも、年に一度の点検を習慣化してみてはいかがでしょうか。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記  /  利用規約      Copyright (C) 2020 株式会社PMS. All rights Reserved.