テレビが熱いのは故障?原因と対処法をわかりやすく解説
テレビに触れたときに熱くなっていて、故障の不安を感じた方もいるかもしれません。これから暑い夏の時期が近づくと、部屋の気温も上昇するので、テレビが熱くなることも増えるでしょう。今回は、テレビが熱くなる原因や対処法を紹介します。テレビが熱くなった際には、ぜひ参考にしてください。
テレビが熱くなる原因は?
テレビは発熱する家電製品
テレビは家電製品のため、種類や使用方法を問わず、熱を発生させます。消費電力は、画面サイズや解像度に比例して発熱量も増加します。プラズマテレビや液晶テレビは発熱量が多いのに対して、最近普及している有機ELテレビは発熱量が低い特徴があります。
また、テレビタイマーによる留守番録画も原因として考えられます。録画時には、画面は表示されませんが、テレビ本体の回路が稼働するため、BS/CSアンテナのコンバーター電源の供給まで含めると、40~50ワット前後の電力を消費していることが多いようです。
テレビ本体が熱くなるかは定かではありませんが、室内の気温が上昇する夏季には、番組録画を行うと、熱くなる可能性もあります。
テレビが触れられないほど熱い原因
通常時と異なり、触れたときにテレビが熱い場合は、どういう原因が考えられるのでしょうか。テレビ本体が熱くなりすぎると、画面に温度警告のメッセージが表示されたり、BDレコーダーが正常に動作しないケースが生じます。
これらの原因として、通風孔の汚れが考えられます。
一般的にテレビには背面や上部に熱を逃がすための通風孔があり、埃が詰まってしまうと、熱がこもり、テレビ本体の温度を上昇させます。
また、周辺が物でいっぱいになっている場合にも、放熱できずにテレビ本体の温度を上げてしまいます。劣化を早める原因にもなるため、定期的に通気孔を掃除し、本体周辺に物を置かないようにしましょう。
テレビが熱い場合の対処法
次に、テレビが熱い場合の対処法5つを紹介します。
日差しが当たらない場所に移動させる
窓付近の直射日光が当たる場所は、テレビ内部の温度を上昇させやすいため、避けましょう。
高温の状態が続くと故障を引き起こす原因になるので、日差しの当たらない部屋への移動をおすすめします。配線の関係で移動が難しい場合は、遮光カーテンを使用して、テレビに熱を持たせないように工夫してください。
また、暖房器具の風が当たる場所テレビは、熱くなりやすい傾向にあります。ヒーターやエアコンの風を避け、暖房器具から離して設置しましょう。
冷却ファン・ヒートシンクを使用する
冷却ファン・ヒートシンクの使用も熱対策としておすすめです。
テレビを長時間視聴すると負荷がかかり、テレビが熱を持ちます。テレビを冷却したり、熱を逃がすことで、テレビの温度を下げてくれます。冷却ファンやヒートシンクは、家電量販店で販売されているので、検討してみましょう。また誰もテレビを視聴していない場合には、こまめに電源をオフにするのも効果的です。
省エネモードを利用する
一定時間を経過すると、自動で電源をオフにしてくれる省エネ機能を備えたテレビもあるので、テレビの点けっぱなしが多い方は検討しましょう。
製品よっては、部屋の明るさに合わせて画面の明度を調整してくれる機能もあります。
画面が明るいほど、消費電力も大きくなるため、自分で明るさを調整しなくても、適度な明るさを保ち、省エネにもつながります。
周辺機器の熱対策をする
テレビの周辺機器として、DVDプレイヤーや録画用のHDDを設置している場合も発熱します。周辺機器の温度上昇は、テレビ内部の温度も上昇させるので、周辺機器も熱対策が必要です。
テレビを買い替える
一般的にテレビの寿命は約10年と言われています。
テレビが熱いだけではなく、画面の明るさ調整が難しいなど不具合の症状が見られる場合は、買い替えの時期かもしれません。コスト面でも修理よりも新しいテレビに買い替えた方が、費用を安く済ませられるでしょう。
まとめ
定期的なメンテナンスや紹介した対処法を実施して、テレビを長持ちさせましょう。
テレビが熱い場合の対処法は、以下の5つです。
- 日差しが当たらない場所に移動させる
- 冷却ファン・ヒートシンクを使用する
- 省エネモードを利用する
- 周辺機器の熱対策をする
- テレビを買い替える
テレビは多少の熱さは許容範囲ですが、通常と異なる熱さの場合は、買い替え時期の合図かもしれませんので、メーカーや業者に点検を依頼しましょう。
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