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空き家を放置することで起こるリスクと対策方法を解説!

放置された空き家の室内

 

近年、日本では空き家の放置が問題になっていて、空き家に対する法的措置も定められています。この記事では、空き家を放置すると起こるトラブルや有効活用する方法を紹介しています。これを読めば、「一軒家を相続したけど住んでいない」という問題で悩むことがなくなるはずです。

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空き家を放置すると起こるリスク4選

空き家をそのまま放置するとさまざまな問題が起こる可能性があります。ここでは具体的な例を4つご紹介します。

老朽化が進む

人が住んでいない空き家は雨戸も締め切っていることが多く、換気が行われないため、空気がこもりサビやカビが発生しやすくなります。そのため、屋根や壁、床などの劣化が、人が住んでいる家より速く進みます。

不審火、犯罪の温床になる

空き家は人の目が届かないため、放火の対象になったり、犯罪の現場になったりする例もあります。ゴミや落ち葉が散らかったままだと、炎が燃え広がりやすく被害が拡大する可能性もあり、周囲の建物や近隣住民に危険をもたらします。治安の悪化は家だけではなく、地域全体の価値を下げることにもつながります。

自然災害による被災

台風や地震などの自然災害が起きると、家屋が損傷し最悪の場合は倒壊の恐れがあります。倒壊した家屋は、そのまま放置することができないため解体が必要となり、余分な費用がかかってしまいます。

近隣住民にも迷惑がかかる

空き家の放置は近隣の人に損害を与える可能性があります。例えば下記のケースが考えられます。

 

    • シロアリなどの害虫が近隣住宅に広がる
  • 破損した瓦礫が隣家や通行人に被害を与える

 

このような損害は、賠償責任が問われることもあります。

特定空き家に指定されると固定資産税が高くなる

2015年5月に空き家対策特別措置法が施行されました。これにより特定空き家に指定されると、安全上の問題や建築基準法の違反などが認められる場合、政府や自治体は撤去や改修の命令を出すことがあります。さらに、特定空き家は固定資産税の住宅用地特例の対象外となり、減税措置が受けられません。以下の状態と判断された場合、「特定空き家」と認定されます。

 

  • 倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
  • 著しく衛生上有害となるおそれのある状態
  • 適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
  • その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

空き家を放置せずに活用する方法3選

空き家は適切に維持すれれば活用できます。空き家を活用する方法を3つ紹介します。

解体する

解体して別の用途で土地を活用するのも1つの手段です。解体した更地の活用方法は駐車場にしたり、土地として売却したりとさまざまです。老朽化が進んだ空き家は思い切って解体し、生まれ変わらせてはいかがでしょうか。

賃貸物件として貸し出す

空き家をリフォームし、賃貸物件として貸し出すこともできます。賃貸収入が入ってくるので固定資産税の補てんができるメリットがあります。人が住むことで劣化の進みも遅くなり、入居者が建物の管理や日常的なメンテナンスを行ってくれるため、資産価値の維持が期待できます。

売却する

売却して所有権を手放すこともできます。資産を現金化できることが何よりのメリットです。管理やメンテナンスの負担もなくなり、固定資産税からも解放されるので費用面での負担を大きく減らせるでしょう。

空き家の放置は絶対だめ!活用方法がわからなかったら不動産会社に相談してみよう

空き家の放置は資産価値の低下だけでなく、被災リスクや周辺住民への迷惑など、デメリットしかありません。空き家の状況によって、売却したほうが良い場合や賃貸物件として運用できる場合もあり、適切な活用方法が異なります。空き家を持て余している人は、不動会社に相談してみてはいかがでしょうか。

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